日本語を学びに来たドイツ人シニア

 

日本語学校へ2週間通うために

ドイツ人シニアが来ました。

とても元気なナイス・ガイです。

 

娘さんが5人、

お孫さんもいるそうです。

 

うちには、授業が始まるまでの3日間滞在します。

授業が始まったら、

スクールの近くのホテルに滞在するらしい。

 

3か月ほど前にも2週間日本で

語学学校へ通ってたらしいけど、

知ってる単語は3つほど。

 

平仮名も全然読めないし、

わざわざ日本の語学学校へ通う前に

ドイツでもっと基礎的なこと

学習できたんじゃないかと思うけど、

きっと大切なのはそこじゃないんでしょうね。

 

日本語をどれくらい習得できたかよりも、

「日本語を学んでるオレ」

「日本まで勉強しに来ちゃうオレ」が

重要みたいです。

 

ゲストはずっと普通に働いてたけど、

不動産投資や商売など始めて

早期退職したらしいです

(ドイツの定年は65歳)。

 

「定年まで働いても、

それまでに病気になってしまう人が

あまりにも多くて。

自分の人生を謳歌したくて

早期退職した」と。

 

そんなゲストは、

外出先から戻ってくると真っ先に

「今日は働く日本人シニアを

5人見かけたよ。

シニアでも働く場があるのは

本当にスバラシイことだよ。」

と興奮して話してました。

 

なんでも、ドイツでは単純労働は

移民など外国人がするもの、

という暗黙の了解みたいなものがあって、

ドイツ人はそのような職にはつかないそうです。

 

なので、収入を得たいシニアが

アルバイト感覚で数時間働きたくても、

ドイツ人には働き口がないみたい。

 

だから日本人シニアが

工事現場や交通整理の現場で

生き生きと働いている姿を見ることは、

かなり斬新だったらしい。

 

あ、この話どっかで聞いたことある、、

と思ったら、昔読んだことのある本に

同じことが書かれてました。

発売当時、店頭にたくさん積まれてましたね~。

2013年に書かれた本で、

尖閣諸島原発など時事ネタが多いので

今読むとちょっと内容が古い感じがするけど、

ドイツを通して日本を客観的に

理解することができておもしろいです。

 

そして彼はうちでの滞在中、

毎日働く日本人シニアの数を数えてきて

「今日は4人見かけたよ!」と

私に報告してくれたのでした。

 

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